ロココロッコブログ

初心者です

ガキの落書きまじ卍

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道を歩けば「落書き」にブチ当たる。かっこ良く言えば「グラフィティアート」。

都内を歩けば嫌という程、タギングやステッカー、電車に乗れば窓からは巨大なスローアップやマスターピースが目に入ってくる。まさに都会らしい光景だ。田舎からネットを通じて羨望の眼差しでグラフィティを見ていた自分としては、リアルな光景はただただかっこいいなぁと感じたものだ。

社会的にグラフィティアートはスケートと並び、禁止区域や公共物破損にまつわるイリーガルアートとしても捉えられがちな一方、例外もある。先日、一つの作品が約13億円で落札されたという、現在全世界が認めざるをえないグラフィティライターの最高峰は恐らくバンクシーだろう。日本のお茶の間のニュースにも流れるぐらいの圧倒的な知名度。実際にそれに見合った刺激的で革新的な作品を生み出し続けてるいるのも確かだ。こうまで有名になっても正体が決してリークされないっていうのもまた不思議だ話だ。

 


Massive Attack - Splitting The Atom (Edouard Salier Version)

一時期、バンクシーの正体は元祖ブリストルサウンドの雄、MassveAttackの主要メンバー、3Dなのではないかという憶測も流れた。3D自身が元々はグラフィティライター出身であることや互いにブリストルが拠点ということもあり共通点は確かに多い。MassiveAttackにおける3Dが手掛けるアートワーク等もバンクシーに劣らず衝撃的なものが多い。

 

写真は自分の地元の公園にて撮影したものだが、田舎や郊外にはこういった落書きがよく見られる。メッセージ性を孕んだ落書きのまさに最底辺、低俗かつ悪意またはドロドロしたスケベ心が我慢できずに垂れ流された、書き殴られたガキのクソ落書き。夜の公園、スーパーの便所、ティーンだからこそ勢いでやれちゃう感情表現。こどもの頃からSNS全般に慣れ親しんでいたとしても、こういった景色はいつの時代も変わらないものなんだろう。小中高生だった頃の学校帰り、金曜や土曜日の夜の公園の遊具の上、十代の頃を思い出す。あの頃の悶々とした気持ちと同時に謎の共感が蘇る。アナログにあってデジタルに無いもの、文字列や絵文字では到達できない表現、どっちが良い悪いではなく、手書きだからこそ表現できる力は確実にある。だがこれらの落書きをアートと呼ぶ人はまずいないだろう。

でもいつだって誰もが思いもしないところの価値観が突然ひっくり返されて、得体の知れない怪物が生まれてくる可能性だってある。そいつが邪悪か救世主かはわからないけれど。